あめ子の頭の中

がんばりますロボにならないために

※この記事はnoteで書いた「がんばりますロボにならないために」と同じ内容です。

 

やっほー、わたあめの妖精わたあめ子です。

普段はYouTubeやSHOWROOMでVtuberとして活動しています。

残暑が厳しいとはいえ秋の気配もかなりしてきている今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

夏を走り抜けたあめ子は、今ちょっと力が入らなくなってしまっています。
せっかくなので、力が入らないときにしか書けないようなものを書こう!と思いまして、個人Vtuberとしての不安とふんわり向き合うような内容を書いてみたいと思います。

あめ子はこの夏かなり活動をがんばって、SHOWROOMではじめてガチイベに参加したり、Vケットに出展するブースを作ったり、ふうふマートさんのVR結婚式に参加したり、他にも水面下でお話を進めたりと、慌ただしくも充実した夏でした。

けれど、ふうふマートさんのVR結婚式が終わったあたりで、不思議と緊張の糸がぷっつり切れてしまいました。

FANBOXや配信でザラメ組には少しお話しましたが、おかあさんサイドで少しトラブルがあったのもあります。
でも少し、この夏はキャパを超えてがんばっちゃったな~という気持ちもあります。

Vtuberって、今や伸びようと思うと何かしらの特技や個性があって、なおかつ継続してがんばる力がかなり求められている気がします。

あめ子もガチイベではかなり「見られる」ことを意識して過ごしましたし、自分が面白いものを人にも伝わるように形にするって、結構大変なことです。
実際、そういった引き出しも経験も足りなかったあめ子は、全力を出し切って決勝で爽やかに負けました。
すごい人はやっぱりすごいんだよね。

なおかつ個人勢は横のつながりも強いですから、すぐ近くにすごい人がゴロゴロいます。
企業勢がいくらすごくても「企業勢だしな」と思えることも、個人でバリバリなスーパーマンを見てしまうと、なんだか自分がダメな存在のように思えてきますよね。

趣味と割り切っていればそこもあまり張り合う必要はないのですけど、ここである程度何かしらを得ようと思って飛び込んできた人って、「このスーパーマンたちと戦わないといけないのか…!?」みたいな不安に押しつぶされそう。

特技も何にもないと自分で思っている場合は尚更、レベル1のままRPGの後半に放り込まれた勇者みたいな気持ちになります。

毎日配信ひとつ取っても、並の努力でやれるものじゃないです。
毎日毎日配信をすれば、それだけしょっちゅう来てくれることは難しくなるし、「いつでもいいから今日はいいや」とか思われてしまうかもだし、そもそもネタが尽きちゃう。

めちゃめちゃに尖ったスキルがある人や、毎日配信のようなコツコツ努力ができる人たちに囲まれて、中途半端な自分は何で戦えばいいんだよ~って。
思うんですよね。

誰かみたいにすごくならないと自分はダメなんじゃないかって。
そうしないと認めてもらえないんじゃないかな?って。

でもねぇ、たぶんそういうすごい人たちとは戦わなくていいんですよ。
配信プラットフォームのイベントとかは、仕方ないですけど。
そういうのに参加していなければ、戦わなくていいです。

すごい誰かみたいにもならなくていいです。

あめ子もよく、今書き連ねたような不安に襲われます。
もしかしたら、「えっ、あめ子さんが!?」って思ってくれる方もいるかもしれません。
最近は「あめ子何もできん…」と言うと「は????」と怒られてしまうあめ子ですけど、自分で「戦っていけるスキルがある」って思えるレベルに来てないのは、そうなんですよね。

こんな魔境でこんな中途半端な妖精が、どうやって生き延びてけって??
みたいな。

ただ、あめ子は自己評価がヘタクソな自覚があるので、そういうときは見る方向を変えてみます。

Vの者なら、少しは誰かと関わりながら活動しているのかな~と思うんですけど、周りにいる仲間って尖った人ばかりでしょうか?
毎日面白い配信ができるような超人ばかりでしょうか?

多分そうとは限らないと思うんですよね。
…「そうです」という人ももしかしたら居るかもしれませんけど、たぶん万能の神ばかりではないはずです。

あなたは、その「そうとは限らない」人に対して「こいつダメだな」とか思いますか?

あめ子は思わないのですよね。
スキルがあってもなくても、バーチャルの世界でともに過ごした仲間は尊いものだし、
上手下手に関わらずバーチャルに来ている時点で何かしらの挑戦を経て存在している人なので。

そもそも、友達や仲間ってスキルや知名度とかでは選ばないですよね。
いやまぁ、レベルが釣り合っている方が話が合いやすいっていうのはあるにしてもです。

たとえばあめ子の周りにいる人たち…ザラメ組やなかよしのお友達、仲間は、「モデリングができるあめ子」だの「文章が書けるあめ子」、「イラストが描けるあめ子」だから応援したり、友達でいるわけではないと思うのですよね。

何かできれば加点されるかもですが、そのものが存在意義ではないはずです。

自分の人柄とか、優しさとか、不器用なところとか、なんかそういうところを愛してくれている人がいるのかな~って最近は思えるようになってきていて。

だから個人勢でも、知名度がなくても、数字持っていなくても、
傍に人がいるなら、少なくともあなたはダメじゃないんですよ。

自分を見守ってくれている目を、注意深く探しましょう。
それは直接コンタクトをとって来ないかもしれないけれど、存在を認知していきましょう。

多分この見守ってくれる目を見つけられないと、「○○さんみたいにすごくないからだ」となってしまって、どこにあるかもわからないゴールに向かってひたすらにがんばることになってしまいます。
どうすれば認められるのか、自分が満足できるかわからないけど、とにかくがんばる「がんばりますロボ」になっちゃう。

がんばっている人は確かに応援されやすいです。
何となくTwitterを見ていてもがんばっている人であふれていて、こんなに休まずがんばらないといけないの…?という気持ちになってきます。

でも、何も考えずにただがんばっても、永遠にがんばりますロボから抜け出せないのです。
何のために、何を為したくて、自分はどうなりたいのか。
何が欲しいの?今はどの段階?どのくらい達成している?
そもそも今がんばれる状態?

だいたい生き物はみんな個体差があって、がんばれる量にも質にも個人差があるのに、ただ何となく「あの人みたいに」とか思っても、差に愕然とするばかりなんですよね。

だから自分のことを客観的に見るのも大事だし、周りのあたたかい気持ちに気付くことも大事なんだと思います。
あめ子は今まさにこれを書きながら自分を客観視しようとしているところです。

自分には何ができるんだろ?
どんな強みを持ってるっていうんだろ?

1年以上Vtuberしてみましたけど、あめ子はまだ「これ!」というものを得ていません。

逆に言えば、1年以上わからないまま活動していたって、ある程度方向を決めてがんばればそれなりにやれるということでもあります。

方向も別に大きなものじゃなくてよくて、「今はこういう風にしたいからこれやってみよう!」の積み重ねなのかなと思います。

強烈な強みを持つ人へのあこがれは確かに強いんですけど、今はなんだか少しでも素敵な妖精になりたいな~みたいな気持ちで。
人間のみなさんでいう人格?みたいな部分を成熟させていきたいな~と思っています。

この辺を消化することで、自分も強くなれるし、後々だれかのお力になれるかもしれないし。

もうかなりひろーくなったVtuber界隈、そんな方向性で生きていってもいいんじゃないかな~。

すごい人もすごくない人も、あめ子は生きててほしいです。
生きてたらえらいんだよ。
「生きることから逃げない」をしてるので。

今伸びない伸びないって悩んでる人も、うまくいかない人も、何もできてないと思うかもしれないけど、「諦めない」をしてるんだよ。

やっぱり人間界がいま災害があったり景気が悪くなったりしているので、いろいろな立場の人も気分が落ち込んだり不安を抱えたりしやすいかもなんですけど、そのために自分を責めたり卑下したり「ダメなんだ」って思わないでほしいな~って。

強い人は明るい方を向いてがんばれるだろうけど、そうじゃない人はまず自分を回復させたり認めてあげてからじゃないとな~って。

そう思います。

生きていこうな。

という感じで、誰かみたいにがんばろうとしなくていいんだよ~みたいなお話でした。
自分の基準は自分が一番よくわかるので、自分なりに行きましょうね。

ではでは~